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今夜のcon brio/4月30日(水)

本日のコンピレーションの森

【マイ・ファースト・クラシック】
●協奏曲集「四季」第1番 ホ長調「春」Op.8−1~第1楽章/ヴィヴァルディ
…ピッカリングさん
●ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」~第3楽章/モーツァルト…でぼすず めさん、じゅんこさん
●交響曲 第1番 ハ短調 Op.68~第2楽章/ブラームス…りりぃさん

本日のフレーバー・リクエスト  [ お誕生日]

●エリザベスさん…歌劇「皇帝の花嫁」より 第2幕「ノブゴロードで−今、緑の園に見えるのは」/リムスキ ー=コルサコフ
●クッタブラさん…三部作(神話)Op.30~第1番 アレトゥーサの泉/シマノフスキ
テナモンテヴェルディさん(28)…マドリガーレ集 第2巻 ①ヒヤシンスでも水仙でもなく ②すべての愛らしい唇/モンテヴェルディ
●ローズマリア姫…喜歌劇「メリー・ウィドウ」~唇は黙っていても/レハール

今夜のツボ(登場順・6月まで大盤振る舞い)

①「とっておきの手があるじゃないですか。歌ってるふり」(1:29)
 ※「第九を歌ったことがないが歌いたい」というメールに
②「奄美大島ということで……シマノフスキ…笑わないで…そんなに」(1:36)
 ※ノーコメント
③「♪うちのごはん…言ってないですね。そのころはね」(2:56)
 ※森高千里に似た音楽の先生の思い出を聞いて
④「くぅ~、なんかこうキュンとする」(3:08)
 ※子供のころの初めての音楽との出会いに
⑤「わかんないわかんないわかんないわかんない!ちょっと待って」(3:09)
 ※「嵐の二宮君とブーニンを足して2で割らないという感じの彼」というメールに
⑥「キャッ!こっちが恥ずかしいよ、もう」(3:26)
 ※甘い思い出がたくさん送られてくるマイ・ファースト・クラシック
⑦「トゥエンティワンですか…違うね」(3:46)
 ※アメリカのアイスクリーム屋さんの歳になったというお誕生日リクエストに

今夜のエンディング「明日の東京の最高気温25度。夏日だ!心をフォルテに。
  それではまたあした」



3度のご飯より好きなものは検索といっても過言ではない私ですが、知りたいことがいつも解決するとは限り ません。「金の亀を使う女」もその中のひとつで、ヒットするのはイベールを弾くユーチューブの動画ばかり 。今夜のメールは大切なアーカイブになりそうなので、張り切って書き起こしてみました。


ワニ子の母さんによる解説 : 中国・寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)に伝わる民話。中国最大のイスラム系民族「回族(Hui~ ホェイ族~)」に対する1980年代に行われた聞き取り調査から得られた伝説と民話をまとめた本、“Mythology and Folklore of the Hui, A Muslim Chinese People”(1994年出版)から“The Leader of Golden Turtles”(金の亀を使う女、または、金の亀の番人)



  むかしむかし、大きな山のふもとの村に、
  ひとりの若者が住んでいました。
  若者は身寄りがなく貧乏でしたが、心優しくとても働き者でした。

  ある日のことです。

  薪取りを生業としているその若者が、山へ仕事をしに出かけると、
  見知らぬお婆さんが現れました。
  食べ物を恵んでほしいと若者に頼むお婆さんは、みすぼらしく、
  とても痩せていたので、若者は自分の空腹をこらえて、
  持っていたパンをすべてお婆さんにあげてしまいました。

  次の日も3日目も同じことがありました。

  その3日目のこと。
  若者がお婆さんにあげたパンは、
  大音響とまばゆい光と共に、金色の亀に姿を変えました。
  お婆さんは言いました。

  「近いうちにここを大きな災害が襲うだろう。
   お前は心の優しい若者だから助けてあげよう。
   この亀を連れて帰りなさい。
   亀の目が赤くなったら災害が起こるということだよ。
   もしそうなったら、ここから北西にある蓮の花が咲く湖に逃げなさい。
   そこなら安全だ。
   でも誰にもこのことは話してはいけないよ。
   話せばお前は石になってしまうだろう」

  そう言うとお婆さんは消えてしまいました。
  
  それから長い間、なにごともなく毎日が過ぎて行きました。
  しかし、もうすぐ村のお祭りだというころ
  若者は亀の目が赤くなっていることに気づきました。
  若者は大あわてで荷物をまとめて避難しようとしました。
  そのとき亡くなったお母さんの言葉が、突然胸によみがえってきました。

  「どんなときも人様の役に立つことをするのですよ」

  だけど村人に話せば石にされてしまいます。
  若者は悩んだ末、村人に話しました。
  しかし村人は誰も信じてはくれません。
  でも若者が事の次第を説明し、亀の目が赤くなっているのを見せながら
  必死に説得すると、みんなやっと信じてくれました。

  村人みんなが蓮の湖に避難し終わったとき、
  すさまじい音と共に大地が揺れ
  豊かだった村は一瞬で荒地になってしまいました。
  そして金色の亀も、まぶしい光となって空に消えていきました。

  おびえていた村人たちが我に返ったとき
  若者の姿がないことに気がつきました。
  見れば、蓮の湖のほとりに
  ちょうど人の身長ぐらいの石柱が立っていました。

  村人たちは若者の供養のために、松の木をたくさん植えました。

  寧夏回族自治区のとある湖には
  今もその石柱が残っているそうです。


イベールのこの曲を弾くとき、どんな話なんだろうと検索してみるピアニストさんがいらっしゃるかもしれま せん。いつかその方のお役に立つことを願ってここに記しておこうと思います。ワニ子の母さん、どうもあり がとうございました。(2:30~)

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コメント

ハマデウスさん、聞き取り&再録ありがとうございます。
(英文のタイトルはわざと全角表記? 半角でスペース入りで載せると、英文のタイトルで検索された時にここもヒットするはず)

こうして親切な方が調べてくれたことが放送されて、ここでまた読むことができて、先週まで知らなかった音楽の味わいが深まって…ほんとに学校みたいですね。

投稿: Sally | 2014年5月 1日 (木) 11時30分

Sallyさん、アドヴァイスありがとうございました。
ご指摘通り訂正させていただきました。
(半角だと改行が半端になってしまうので避けてたんです)

ココだけの話、
今日早速「金の亀を使う女」の検索で辿り着いた方がいらっしゃいました。
ピアノを弾く方なのでしょうか。ひょっとしたらブリメンさんかも!

投稿: ハマデウス | 2014年5月 1日 (木) 21時44分

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